不眠の原因になる具体的な体の病気を解説します

不眠症は体の病気が引き金になって起こっているケースもあり、現代では深刻になってきている生活習慣病をはじめ、不眠症や睡眠障害とも大きく関係しています。

またそれらの病気による不眠がさらに病気の症状を悪化させたり、更なる合併症を伴うという可能性も大いに考えられます。

それでは、以下に不眠につながる具体的な病気を挙げていきます。

高血圧
高血圧の方の30%以上が不眠にも悩まされているというデータの結果もあり、血圧が高く脈拍が早いと寝付きにくいも当然ですし、高血圧の方は脳を活発にさせる交感神経が優位に働きやすい状態にあります。このような慢性的不眠に陥ることでさらに血圧を上昇させて、難治性高血圧を引き起こす原因にもつながるのです。

また高血圧の方は睡眠時無呼吸症候群に陥っている可能性が高いのも、特徴として挙げられるでしょう。

糖尿病
高血圧の方同様に、糖尿病を患っている方の30%以上の方が何かしらの睡眠障害を訴えているデータがあり、糖尿病がもたらす多尿やのどの渇きなど、また痛み・しびれのある末梢神経障害や 脚の筋肉がピクピクと動いてしまう周期性四肢運動障害などが不眠の原因となっています。

こちらも高血圧と同様に、糖尿病の方も睡眠時無呼吸症候群との合併によって熟睡感がないなどの睡眠障害を引き起こす可能性も高い。

呼吸器疾患
慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息などの呼吸器疾患によって、寝ている時に息苦しさ・咳・胸の締め付け感などによる症状で、深い睡眠をとりにくくなっている状態。

胃腸疾患
痛みを伴ってしまう十二指腸潰瘍、お腹が張ってしまう過敏性腸症候群、夜間に咳や喘息などの発作が起こりやすい胃食道逆流症など、不眠に大いに繋がりやすい病気になり、また胃腸虚弱な方はストレス耐性が低いという傾向も、不眠と大いに関係しているでしょう。

泌尿器疾患
膀胱が過敏な過活動膀胱や、尿が出にくく溜まってしまいやすい前立腺肥大などの病気によって、寝ていても排尿するために何度も起きてしまう夜間頻尿が不眠の原因になっているケースがあります。

アレルギー疾患
入眠後のかゆみを伴うアトピーなどのアレルギー性皮膚炎、鼻詰まりや息苦しさを伴う蓄膿症やアレルギー性鼻炎などによって、中途覚醒や熟眠障害が起こるケースも多いです。

以上のような病気を患っている方は、睡眠にも問題を抱えているケースが多く、基本的に体内時計や自律神経が乱れてしまっている状態にありますので、そのまま放置してしまうと不眠症状も簡単に進行してしまい、病気自体も改善方向に持っていくことが困難になります。

このような病気による不眠の場合は、まず眠れない根本になっている病気や疾患の治療を最優先にしながら、良い睡眠をとるための努力や専門医へ相談して治療を受けるなど、病気と睡眠の2つの治療を同時並行で行う必要性があります。

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