現在主流の睡眠薬によって引き起こる可能性がある主な副作用を解説

今現在でも睡眠薬にはやはり飲むと深刻な副作用があるとネガティブなイメージを持っている方が多いと思いますし、そのイメージによって重度の不眠で悩んでいる場合においても、睡眠薬は怖いということで服用を避けているという方も多いようですが、では睡眠薬にはどのような副作用があるのでしょうか?

約30年前に主流だったバルビツール酸系の睡眠薬の副作用には、動悸や不整脈、息切れ、食欲不振、頭痛といった症状の他にも、脳の様々な神経系に強く作用しすぎてしまって呼吸が停止してしまうという深刻な副作用も報告されています。

また長期間の服用によって耐性ができてしまい効果が薄れてしまうため、効果を継続させるためには服用量を増やしていかなければいけないということで、その分依存性も高くなってしまう傾向にあり、睡眠薬のネガティブな部分というのはこの一昔前のバルビツール酸系によって作り出された一面は少なからずあるでしょう。

しかし、現在処方されている睡眠薬の多くはベンゾジアゼピン系のものや非ベンゾジアゼピン系のものがほとんどで、このどちらもが精神安定剤の一種になり、以前の主流だったバルビツール酸系の睡眠薬に比べると、重大な副作用を引き起こすことケースは少なく、安全性は非常に高くなっています。

ただ精神安定剤といえども薬になりますので、以前よりは格段に安全性は高くなったとはいえ、実際のところ副作用は存在します。

現在、主流となっているベンゾジアゼピン系の睡眠薬の主な副作用を紹介すると、

・「持ち越し効果」
・「筋弛緩作用」
・「記憶障害」
・「反発性の不眠、不安」

などの症状が挙げられ、これを1つづつ解説すると、

「持ち越し効果」とは、作用時間が中間型や長期型の睡眠薬を服用した場合に多く表れ、効果が翌日にまで持ち越してしまい眠気が残ったり倦怠感を感じたりする症状で、中にはめまいや頭痛、頭重感などを感じることもあります。

「筋弛緩作用」は、高齢者の方に強く現れてしまうことがある副作用で、服用することによって筋肉が緩んだり体に力が入りにくくなったりする症状を指し、これにより転倒しやすくなってしまうことがあるので注意が必要です。

「記憶障害」は、前向性健忘など服用後の行動や物事を一時的に覚えていないという状態になります。なお薬の効果が切れると記憶力は元に戻ります。

「反発性の不眠、不安」は、自分の意思で服用を急に止めてしまった場合に起こりやすい副作用で、睡眠薬を服用する前よりも強い不安に悩まされたり、眠れなくなったりする症状のことで、特に超短時間作用型や短時間作用型の睡眠薬を服用している場合に起こりやすくなります。

これらの副作用は睡眠薬を服用したら誰にでも起こるというわけではありませんし、医師の指示にしっかりと従い正しく睡眠薬を服用していればほとんどのケースにおいて問題はありませんので、症状が出てしまった場合は速やかに医師を受診するようにしましょう。

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