予定よりも早く起きてしまう早朝覚醒の症状やその改善方法を解説

早朝覚醒とは、朝自分が予定していよりも早く目が覚めてしまい、その後寝ようとしてもなかなか眠ることができない、また数時間後に二度寝をしてしまうというような症状のことを指します。

これは主に高齢者の方に見られる不眠症状なのですが、近年では年齢の若い方の間でもこの早朝覚醒を抱えて悩んでいる方が増加しているとも言われています。

目覚ましをかけている時間よりも早く自分の方で起きてしまうというのは誰にでもありがちなのですが、例えば週に3回以上同様の症状がずっと続く場合は早朝覚醒の疑いがあり、慢性化させてしまうとかなりのストレスを抱えてしまいますので、しばしばうつ病や神経症など精神の病気を引き起こすなど状態を悪化させてしまう要因に繋がります。

早朝覚醒になってしまう主な原因はパターンとして2通りあり、1つ目は年齢を重ねることで引き起こってしまうということで、「老人の朝は早い」と言われているように、私たちは年を重ねることで睡眠パターンが切り替わり、どうしても眠る力が弱くなってしまいます。

具体的に説明すると、眠気を促進させて自然な眠りにつなげてくれるメラトニンの分泌量が、加齢によって減少してしまうことが早朝覚醒の原因になるのですが、このケースでは起床した時に気分がスッキリとしているのであれば、歳をとることで誰にでも起こる現象として特に治療をする必要はありません。

問題になってくるのが2つ目の原因なのですが、早朝覚醒はうつ病を患っている患者さんに多くのケースで見られ、そのことからも分かるように精神的なことが原因で引き起こされてしまう場合があります。

前述したように、近年において若者に早朝覚醒を抱えている方が多くなっているのは、仕事や人間関係などで受ける強いストレスによるものが多いからなのです。

うつ病に代表される精神的な病気は、睡眠のリズムを司っている自律神経のバランスを崩してしまうことが多く、自律神経のバランスが崩れてしまうと就寝時にリラックスした状態に入りにくいため、睡眠時でも脳が常に活動している状態になり、そのことで眠りが浅くなってしまい早朝に目覚めてしまうことになるのです。

またうつ病の方は早朝覚醒だけでなく、入眠障害や中途覚醒などその他の不眠症状にもなりやすく、放置したままでいると重度の睡眠障害に陥ってしまい、眠れないことがさらなるうつ病の症状の悪化につながる可能性があるのです。

ですから精神的なことが原因で起こる早朝覚醒の場合は、まずは精神科や心療内科などを受診して根本的な問題を解決する必要性があります。

また簡単にできる改善の方法としては、就寝時にリラックスした状態で眠ることができるよう、インストゥルメンタル音楽などを聴いて心を落ち着かせたり、寝室にアロマを焚くなどの方法で、就寝時の環境を変えてみることなどが改善する上での助けになる可能性があります。

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