ストレスによって分泌されるホルモンが不眠症の原因になることがある

不眠症とストレスは切っても切り離せない関係で、日常生活から多くのストレスを受けてしまうことで夜眠れなくなってしまうことは誰もが起こり得ることで、特に現代社会においては、大人だけでなく子供までもがストレスを感じてしまうような社会環境にあります。

また、自分では気づかないうちにストレスを蓄積してしまう傾向にあり、ストレスを蓄積したまま何もせずに放置してしまうと私たちの体は不調を訴えるようになり、様々な病気を引き起こしてしまうのですが、その病気の1つが不眠症になるのです。

それではなぜストレスが不眠の原因になってしまうかなのですが、これは「コルチゾール」という副腎の皮質から分泌されるホルモンに関係していることが、実験で分かっています。

この「コルチゾール」とは、人間の体が日々のストレスに負けないよう対処するために発生しているホルモンで、起床時に大量に分泌されて日中で消費され睡眠時に分解されていくというシステムになっており、過剰なストレスを受けている方はこの「コルチゾール」の分泌量がどうしても多くなってしまい、その結果として脳を活発にする交感神経が優位に働いてしまうのです。

深い眠りや快適な睡眠には、就寝時に脳や体をリラックス状態にさせる副交感神経が優位に働いていることが重要なのですが、コルチゾールの分泌量が多く交感神経が就寝時にも優位に働いてしまうと、床に入っても興奮や緊張をしてなかなか寝られなかったり、いったん寝付けはしたけど途中で起きたりなど、満足のいく睡眠をとることが難しくなってしまうのです。

ストレスによる不眠はこのようなメカニズムによって発生し、本来であれば悩んでいる問題が解決すればその後はぐっすりと眠れるようになる一過性の症状のはずなのですが、眠れなかったという事実を必要以上に抱えてしまい、「また今夜もちゃんと寝れないのではないか?」と不安に感じてしまうことで、ストレスになっている問題を解決したのにも拘らず、それ以降もまだ眠れない状態を引きずってしまうというケースも多くみられます。

このケースは個人の性格によるところが大きく、ネガティブ試行で性格が内向的な方に多くみられます。

またそもそも論として、仕事や複数の人が絡んでくる人間関係など、個人の力だけではどうにも解決できない問題を抱えている方が多く、その場合においてもそのままストレスを受け続けてしまうと、慢性的な不眠症状に陥ってしまうことにつながりますので、入浴や軽い運動で汗を流したり、休日には自分の好きなことに没頭するなどで蓄積させずにストレスを解消させるようにしましょう。

また自分ではどうにもできないストレスを持っていて、不眠でも悩んでいるという自覚があるのなら、軽度の症状の内に心療内科などに足を運んで、専門医に相談をして早期に治療を受けることが改善の一番の近道なのは言うまでもありません。

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